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ワークライフバランスとは

仕事と生活のバランス

ワークライフバランスとは、私生活の充実により、仕事がうまく進み、仕事がうまくいくことによって、私生活も潤うという「仕事と生活の相乗効果を高める考え方と取組み」全般を指します。どちらか一方を選ぶと、どちらかを犠牲にせざるを得ないというものではなく、両方を大事にすることで、個人は幸せを感じ成長することができます。そういう個人が集まる組織こそがこれからの時代、より成長・発展していくと考えられるでしょう。 

ワークライフバランスの意味

私がはじめてワークライフバランスの正しい意味を知ったのは、2002年の夏でした。日本でのワークライフバランスコンサルタントとして第一人者であるパク ジョアン・スックチャさんの著書、「会社人間が会社をつぶすーワーク・ライフ・バランスの提案 」という本との出会いでした。

 

その衝撃的なタイトルと、ワークライフバランスという言葉に惹かれてこの本を手に取ったのですが、この本には、「私生活が会社を救う。仕事優先、家庭二の次の時代はもう終わった。アメリカの勝ち組企業では、大切な資源=人材確保のために、福利厚生としてではなく、ビジネス戦略としてワーク・ライフ・バランスを取り入れている。自分の仕事、家族、生きる目的を大切にしている社員ほど、業績に貢献しているという統計がある。私生活が充実していない社員がいい業績をあげられるはずがない!ワークライフバランスは、従業員がやりがいのある仕事と充実した私生活のバランスを取りながら、もっている能力を最大限発揮するようサポートするための施策で経営戦略である。」と書かれていました。

それまでもワークライフバランスという言葉は聞いた事がありましたが、どこか女性の両立支援、育児休業や子育て支援の福利厚生的なイメージを持っていたので、この本との出会いで、そうではなく、これは働くすべての人の幸せと組織の成長のための戦略としての考え方であることを知ったのでした。

 

それまで仕事を取れば私生活が犠牲になる、かといって私生活を優先すれば十分に仕事ができないので申し訳ない・・・とどちらかしか選択できない、出産後の働き方に悩んでいた私自身もこの考えに触れて、両方大事にしていい、むしろ両方大事にすることがこれからの時代、必要であると自分の迷いや悩みが吹き飛んだ瞬間でもありました。

なぜワークライフバランスが必要か

20世紀の日本社会は人口増加社会、そして経済成長期。そのため大量生産が必要で、働けば働くほど会社の成長につながりました。「24時間働けますか?」というCMが流れるくらい、長い時間会社で仕事ができるビジネスマンが日本の社会を支え、日本はここまで成長できたわけです。しかし、今はどうでしょうか?

 

21世紀に入り、2002年から日本は人口減少社会に転じました。高度成長期のように、たくさん作りたくさん売れる成長時代ではなくなりました。そしてモノがあふれる豊かな時代となりマーケットの市場ニーズは多様化しています。今までにない新しさや付加価値を提供しなければ売れない時代となり、しかも国内だけでなくグローバルに展開していかないと生き残りが難しい時代に変化したのです。

20世紀の工業社会(機械や組立ラインが生産の手段)から21世紀の知識社会(社員各自の知恵や経験・考える力が生産の手段)になった今、これからは「いま話題になっているのはどんなトピックなのか?」「世間の人はそれについてどう思っているのか?」「自分が関わっているプロジェクトについて業界の最新動向はどうなっているのか?」そんなアイデアや新しい提案をしていく力が必要です。しかし、そんなアイデアは社内にいて同じようなメンバーで会議室で考えているだけではなかなか出てきません。

ワークライフバランスにおける企業の戦略

ワークライフバランス戦略の導入により、企業は必ず成長・発展します!

ICBが提供するワークライフバランスの導入

ノー残業DAYを作る・各種制度の充実や促進を図るだけでなく、その人らしく生き生きと働けるように、その人らしく仕事も人生も楽しんでいる人が増えるように、そんな風土、文化を築いていく改革に力を入れています!組織全体に、ワークライフバランスに向けた講演や研修、およびコンサルティングで働き方の見直しプロジェクトなどのご支援をさせていただきますが、働く従業員自身の意識改革やキャリア支援も非常に重要です。

ワークライフバランスとは、自分がどうありたいか、を考えるのが出発点です。自分が何を望んでいるかを自覚し、望みを叶える覚悟をし、よりよい選択、よりよい生き方をしていくものです。

そのために、自分の人生を自分で考える楽しさを知り、「自分のキャリア開発をしていこう」「よりより選択をしていこう」という気持ちを育む支援もしていきます。そんなワークライフバランスへの取組みで必ず個人も組織も成長・発展していきます!

ぜひご検討ください。